都会の真下を18km以上も走る巨大な道路トンネルをご存じですか?
それが首都高速中央環状線にある「山手トンネル」。日本最長、そして世界でも屈指の長さを誇るこのトンネルには、驚きの構造と知られざるエピソードが詰まっています。

日本一長い道路トンネルはどこ?
山手トンネルは、東京都心をぐるりと囲む首都高速中央環状線の一部で、全長18,597m。
大井ジャンクションから高松入口まで続くこのトンネルは、都市部にある道路トンネルとしては世界でもトップクラスの長さです。
開通は2015年、今では都心の交通を支える「地下の大動脈」となっています。
なぜこんなに長いトンネルが必要だった?
背景には、慢性的な渋滞問題があります。
山手通りの地下にトンネルを通すことで、都心を通過する車の流れをスムーズにし、物流や通勤の効率化を図る狙いがありました。
しかし、地下鉄や水道管、ビルの基礎などを避けながら掘る必要があり、最大で地下55mという深さに達する難工事でした。
構造と技術のポイント
- 全長:18,597m
- 構造:4車線、2本のトンネルで構成
- 最深部:地下約55m
- 工期:1992年着工、2007年部分開通、2015年全線開通
都市部の地下を貫くため、シールド工法や換気設備など、最新技術が総動員されました。
走ってみると…まるで“サウナ”?
ドライバーの間で話題になるのが、トンネル内の温度。
夏場は40℃を超えることもあり、バイク乗りには「高温注意」の掲示が出るほど。
実際に走ったライダーからは「10月でも暑い!」「サウナ状態」という声も。
長距離トンネルならではの換気・温度管理の難しさがうかがえます。
便利さと潜むリスク
山手トンネルは渋滞回避に大きく貢献していますが、緊急時の対応は課題です。
2018年の豪雪では、トンネル内で10時間以上立ち往生する事態も発生。
長大トンネルならではの安全対策が今後さらに重要になりそうです。
日本一長い道路トンネル「山手トンネル」は、ただの道路ではなく、
都市交通を支える巨大インフラ。
次に首都高を走るときは、地下深くに広がるこの“都市の血管”を意識してみてください。
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